今日は僕がADHDと診断されるまでの経緯をお話ししようと思います。
そもそもADHDと診断されるのは、病院で検査を受け、その検査結果をもとに診断されます。
なぜ二十数年間生きてきて、ADHDだと分からなかったのに、病院を受診しようと思ったのか。
それは妻からのアドバイスのおかげです。
結婚するまでにも、結婚してからも、僕は仕事で大きな失敗をし、職場から離れる経験をしています。
仕事が終わってないのに、遊ぶ時間の確保をしている。
家に帰って仕事をしなければいけないのが分かっているのに、後回しにした結果、気づいたら朝になっている。
仕事がうまくできないことがあっても、周りに相談せずに、自分だけでどうにかしようと抱え込んでしまう。
切羽詰まった状況でも、まぁなんとかなるだろうと、いつもぎりぎりまで仕事を溜めて、締め切りにぎりぎり間に合うか、下手したら間に合わないような状況が何回もありました。
そんな状況をすべて知らないまでも、なんとなく察していた妻に
「大人の発達障害っていうのがあるらしいよ。一回受診してみたら?」
と、アドバイスをもらいました。
僕自身も、
「なんで自分はこんなにも仕事ができないんだろう。」
「やらなきゃいけないことは分かってるのに、どうしてやらないんだろう。」
「もしかして、僕ってADHD?」
と、思っていた時期があり、妻のアドバイスを聞き入れ病院に向かいました。
発達障害の診断をするためには予約が必要です。
意外と診断を受けに行く人は多いようで、検査は電話をした日から約1か月後になりました。
正直な話、
「なんだかんだ発達障害と診断されることはないだろう。」
と思っていました。
検査項目は意外と多く、
・2つの言葉をつなげる。(戦争と平和の関係性は?のような感じ)
・言葉の説明(享受とはどのような意味?のような感じ)
・ブロックをお手本通りに並べる。(これが意外に難しかった。)
・読み上げられた数字を覚える。(6つか7つで限界だった。)
など、合計2時間近く検査に時間がかかりました。
検査を終えたときは結構できた気がしていたし、検査ってこんな感じなんだ~、思ったよりおもしろかったなぁくらいの印象でした。
それからまた一か月後に検査の結果が出たので病院に向かいました。
「ADHDですねー。」
”ADHDの疑いがある”ではなく”ADHD”と断言されたことに、かなりの衝撃を受けました。
まさか本当に自分がADHDだなんて…
今までの人生を否定されたような気にもなりました。
でも、よくよく考えれば合致が行く部分もありました。
整理が苦手、物をよくなくす、大きくなってからはそこまでなかったけど、小さいときは落ち着きがなかったetc…
もちろんこれらはADHD特有の特徴というわけではありませんが、人並みにできないことがあったなと、振り返る思うことがありました。
そう考えれば、これは自分の人生を考え直す、自分と向き合ういい機会だなと思うことができました。
今日のところはここまでにしておこうと思います。
ご覧いただきありがとうございました!