前回、僕がADHDと診断されてから、自分と向き合って、周りに協力してもらいながら、
改善していこうとしていたことをお話したと思います。
その後、僕がどんな失敗をしたのかをお話しようと思います。
ADHDと診断され、もう少しで一年経とうとしていたころ、自分自身に限界がやってきました。
今までやってこなかったことに全力を尽くしすぎたのです。
つまりはガス欠です。
僕以外の方からしたら、僕なりに改善をして、仕事に向きうためにやってきたことは、当たり前のことなのかもしれません。
しかし、僕は今までそれをしてことなかったので、疲れ果ててしまったのです。
・上司の話を細かくメモをする。
・その日できる仕事は翌日に持ち越さない。
・終わらなかった仕事は持って帰ってでもする。
などのことなんですが、僕にとってはかなり負担でした。
その結果、これらのことができなくなり、自分の休息や、したいことを優先し始めるようになりました。
もちろんですが、そうすると仕事がたまってきますよね。
そしたら、また仕事に対してやる気が起きなくなる。
そうすると、また仕事がたまる。
という負のスパイラルにおちいってしまいました。
結果、僕は職場に行くことができなくなり、休職することになってしまいました。
自業自得なんですが、自分だけじゃどうしようもなくなって、クレームも入って、
何をどうすればいいのかわからない
なんで自分はこんなに“普通”のことができないんだ
僕はおちこぼれなんじゃないか
そうか、自分は社会不適合者なんだ
そんなふうに、どんどん精神的にも病んでいってしまったのです。
妻のすすめもあって、病院にいったら、詳細な診断名は忘れましたが、
うつ病の疑いあり、と診断されたのです。
このころはほんとにきつかったです。
僕だけでなく、僕の家族も、会社の人も、みんなに大変な思いをさせてしまっていました。
暖かい言葉をかけてもらうでけで、暖かいご飯を食べるだけで、
涙がでてしまうほどでした。
しかし、これだけではありません。
妻との別居もこの頃から始まってしまいました。
これに関しては、妻に悪いところはありません。
全ては僕のせいなのです。
この話は、また次回しようと思います。